1作目とは台本が変わってこっちのほうが面白い。息子の社会的なポジションがよく分からないが「霊長類の母親が子孫繁栄のために息子を性的に成熟させようとする近親相姦的行為」について論文を書いてるらしい。内容はおそらく脚色されたフィクションだと思うけど、近親相姦を動物が子孫を残そうとする本能的行為として解釈するというアイデアが面白い。実際、自然界でも子供を作らないよりは近親相姦で自分の遺伝子を次世代につなぐこともあるらしいです。
序盤は母が息子に裸を見せつけてメスへの興味をかき立てるとか、オナニー(=精子の無駄撃ち)ばかりしている息子にメスとの交尾のほうが気持ちいいことを近親相姦で教えるってあたりまではそれっぽくて分かりやすい。ただ、最初の本番あたりからセリフがとッ散らかって来て、このシーンにどういう意味があるのか監督自身も途中から分からなくなっちゃってる印象。セックス後も「こんなことになっちゃってごめんね」とかそれっぽいこと言わせてるけど意味不明だし、シンプルに母が息子に生殖の方法を教える中出し性教育でよかったような。
中盤のフェラとか素股連打になるともはやテーマとの関連付けもよく分からない。母に再婚をアプローチするオッサンも要らない気がするし、平岡里枝子の特技なのか知らんけど素股プレイも多すぎで、子作りと関係ないプレイはこういう作品では正直いらない。
最後の本番も「息子が悲しいときのセックスの練習相手」とか訳分からん。子作りの相手であるはずの妻との相性が悪く相手にされない=子孫を残せない、ならば母が代わりに産めばいいっていう孕ませ中出しのほうが理屈に合ってない?ラストの顔射も生殖行為とは無関係でブレブレ。
出だしは面白そうだった割に、とッ散らかって何が何やらなまま終わっちゃったのが残念。せっかくのアイデアだけど、監督自身に使いこなせないようなら潔くこの作品限りにしといたほうがいいのかも。
里枝子さんは好きな女優さんのひとりですが、なぜかこの作品はハマらなかったです。彼女の近親相姦ものは出尽くした感はあるものの、もっと違うところに理由がありそうです。恐らく、シリアスなドラマ設定で真面目なセリフが多いことと、映像を薄暗くしてそれっぽい雰囲気を出しているせいか、なかなか気分が乗れませんでした。かつてのような低俗な作品で、ノリノリの彼女を見ている方が楽しめました。
Desaimon7777さん
2022-05-09Rieko e Madonna capolavoro
MettiRiekoeMonroepiùincestocosaescefuoriuncapolavorodelgeneresperiamoquestococktailcontinuipiùalungopossibile.Questaserieèmoltocurata