真咲監督のレズものはいいですね。主役の女優さんを精神的に追い詰めて、心の鎧を剥がして人間性をあらわにする過程が見事なんです。ところで主役の「女優」さんと言いましたが、実際には本作の澪さんは女優ではありませんね、ド素人さんです。指原莉乃ふうのブサきれいな感じの女性なのですが、良ければ絶叫して泣きわめくし、快楽レベルが下がればマグロになってます。一切の演技をしませんし、できない子です。カメラ映りを気にする余裕もありませんからブサイクな表情をさらけ出してよがったり泣いたり。「やらせ」とか「仕込み」、「演技」といった人為的なものが全くないのです。そしてそれを逆手にとって真咲監督が見事な「物語」を紡ぎだしています。大人しいのにスケベな妄想に押し潰されそうな日々を送る女性のリアルな姿が描かれた傑作で大変に興奮しました。
小刀斎さん
2017-04-11イキにグッとくるものがない
よくイカせている。カメラもよくイキ顔イキ姿が楽しめる。責めて女優もイヤミがなくて見やすい。
ただ、イキにグッとくるものがなく見ごたえにかける。