高原秀和監督の作品だが、ピンク映画出身だけあって、かつての日活ロマンポルノを彷彿とさせる出来。
Ｈシーンを楽しみにしている人にはモノ足りないかもしれないが、Ｖシネとしては十分鑑賞に堪える作品。
是非、早送りしないできちんと観ていただきたいと思う。
「あるものしかない」という哲学的なテーマは面白い。最後のシーンはいまひとつ後味が悪いが、蒼井そらの高校生役は童顔だけに無理がなく、不思議ちゃん役をなんとかこなしていると思う。台詞回しのべたなところがまた可愛い。
我輩が教師なら、やはりあんな目で誘惑されたら教え子といけない関係になってしまうだろう。
Ｈシーンも適度に盛り込まれており、蒼井そらの可愛い表情をきちんと押さえているので、下手なＡＶよりもよほどいい出来といえなくもない。
番外的コメントして作品に登場するアナーキーの仲野茂の演技が笑える。
制服姿で飛び跳ねる蒼井そらが可愛い。下着姿で縛られたりというシーンもあります。２０分のメイキングなど映像特典もあり。
2004年度ピンク大賞ベストテン第４位＆新人女優賞(蒼井そら)
青山大輔さん
2012-01-26蒼井そらの演技がもう少しよければ・・・
男性ならおなじみの蒼井そら主演。
主人公つむぎに振り回される教師と同級生。どちらにも目標があるようでない。
「あるものしかない」というメッセージは結局現状に満足できなくて妥協している男たちなんだろうね。でもそれはまぁ仕方ないよね。夢ばっかりおってたって仕方ないし。こんな考えになってしまったということは俺も年を取ったんだなって思ったよ（笑）。
普通でも良かったのですが、どうしても演技が気になり悪いにしました。でも映画としては悪くはないので気にならなければ観て損はしないと思います。