これは、歴っきとした反戦映画である。丸裸にされ犯●れたの日本人である。SM映画の原点がここにある。ここから、9.11にリンクされていくのである。
この作品は団鬼六先生の「肉の顔役」を映像化したもの。
先生曰く、「肉の顔役」は「花と蛇」を超える名作と公言。
今度は先生自身が撮ると言うくらいだから、この映画には不満だったのだろうが、
名作を台無しにされたわけだからそう言われるのは当然。
この映画は駄作です。(原作:肉の顔役は最高です。)
小説を読まれた方ならご存知と思うが、美しい元貴族の母(美紀)と娘(由美子)が戦後混沌期に囚われの身となり、
最下層の情婦に追い込まれ、その世界に徐々に溺れて行く様を綴ったノンフィクション。
次の映像化は原作に忠実な内容の2本立て構成を希望します。
例えば、前編は母が手ほどきしながら母娘揃って卵割まで。
後編は母娘対黒人の白黒ショー、最後は二人揃って同じ黒人の子を出産。
先生は病気なのが心配です。先生の意思を受け継ぐ世界を理解した監督にやってほしい。
坂上香織が恥じらいながら着物を脱ぐシーンと縛られているシーンは良かったが、中途半端な映画になってしいました。
「縄と蛇」を意識しすぎでは?スタイリッシュに仕上げようとする意図が裏目に出ている.Vシネマの作りを上回っておらず,ただただ平凡.正直がっくり.
まあそれほど期待してた訳ではないが、こじんまりまとめられたドラマで終わってしまった。テンション低し。
団鬼六が最も愛した小説を映画化・・・・というふれこみで、06年の5月に上映。銀座シネパトスの舞台挨拶で、一番最初にマイクを取った団先生が突然、「今度は私が撮る。私の小説のエロスが出ていない」と発言。
いきなり、ずっこける。
ここまで言うのは、余程の不満だったのだろう。
確かに綺麗にとってある。しかし、監督がSMの世界が分かっていないと、やはり、このような映画になってしまう。
主人公の最後の台詞「(娘は)貴方に託したのに、私は女でいたかった」の意味が、良く判っていれば、このような演出にはならないはずだ。
緊縛シーンの撮影方法も駄目。SM的に美しいアングルになっていない。緊縛されてない時は綺麗なのに、縛ると美しくない。これだけの女優を使い、惜しいものである。
坂上香織なら昔のアイドル女優さん。彼女が緊縛されるシーンは中々に良いのだけれど、それだけ。
縛るだけってのも、どうかと思う
もっと虐めたり
SM的シーンが欲しかった
なってしまった・・。杉本ちゃんのシリーズも初編のみで、劣化していたが、坂上の熱演にもかかわらず、更に劣化。スタッフが悪い。エロ映画にさせないという事で女優を口説いたためか、妙に深刻ムードの脚本、悪魔的迫力のないボス・・こりゃだめだ。
団鬼六原作の映像化。わりと原作に忠実にストーリーは進むのだが、肝心な嗜虐美と言うものを制作サイドが理解していたかどうか。坂上香織さんが良い演技をしていただけに残念。
坂上さんの何とも言えない色気がいいと思います。ただ、SMの場面が少なすぎます。
町の社長さん
2006-11-14信じられない
こんな映画よく作れたね、感心してしまいました。もう少し盛り上がる場面があっても良かったのでは