可も無く不可も無く普通の作品だね。
しいていえば雨宮なほが新鮮で良かったね。
5人の女たちは、妄想の天才だ。彼女らの煩悩が描き出す光景を、僕らはあたかも現実であるかのように受け入れる。ウソ臭さが感じられず「ありそうな話だ」「実際にあったんじゃねぇか?」という風に、フィクションがリアリティを帯び展開してゆく。▼映像は、現実の自慰と妄想の性交の2つの側面を持つ。巧みに画面を切り替えつつ同時進行する両者を、冷静に識別するのはかなり難儀だ。むしろ、連続する有機的なプロセスと見るほうが自然でラクと思う――妄想をネタに自慰を始める。手淫の快感が妄想にエサをやり肥え太らす。マスかきが旨味を増しエスカレートする。▼3番目の《学校の先生も》(黒木)は、他の4編とはずいぶん毛色が違う。まだかまだかとヤキモキしつつ見ていたが、ラストで我に返った。悟ったのは、作品全体が妄想つまり自慰ネタであり、見る側の僕ら男は誰もがみんなマスをかく。それは、女先生の場合と同様、平凡で日常的な行為なのだと。
yamaminoさん
2011-01-03ストーリーじたてもなかなか良い
本来は声を押し殺した臨場感のあるオナニーものが好きなのですが、たまにはストーリーものと思い借りてみました。
五本じたてのうちの一本が妙に何故か興奮しました。