[ATOM-699] スワッピングポルノ のぞき
01:50:00 | 2025-06-20 00:00:00

スワッピングポルノ のぞき

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昭和五十年、東北から出てきた期間工・Kは、群馬の小さな町工場で汗を流していた。寮暮らし、薄給、日々の飯はインスタント味噌汁と缶詰。都会の喧騒も夢のまた夢、ただ妻・Rとの文通だけが、彼の心の拠り所だった。Rは、彼より三つ年下で、物静かで芯の強い女だった。結婚してまだ二年も経っていなかったが、Kは工場の稼ぎで生活を支えるため、彼女を村に残して上京していた。だが、季節が過ぎるにつれ、手紙は短く、言葉も他人行儀になっていく。「私は元気です。あなたも身体に気をつけて」――心は、どこか遠くへ行ってしまったかのようだった。そんなある日、職場の同僚・Nに誘われたのが、「日照山真照院(にっしょうざん・しんしょういん)」という宗教だった。見た目は古びたお堂。だが、そこでは夜ごと、‘魂を清める儀式’が行われているという。教祖――Mは、年のころ五十前、精悍な面持ちにして、静かな口調で信者を導く男だった。「愛は、献身の中で輝くのです。あなたが妻を再び愛するには、まず、彼女の全てを赦さねばなりません。」Nの計らいで、村からRが呼ばれた。Kは驚いたが、彼女の目はどこか決意に満ちていた。その夜、儀式は静かに始まった。香が焚かれ、灯りが落ちる。教祖Mが手を差し伸べると、Rは迷うことなくその手を取った。「私は、あなたにすべてを捧げます。」その姿に、Kの胸がきしんだ。妻の肌、声、震える身体――すべてが、他の男に委ねられている。それは嫉妬であり、しかし同時に、彼女を再び奪い返したいという激しい情欲だった。「Kさん…私、あなたともう一度、ちゃんと向き合いたかった…」Rの声が、香の煙の中でかすかに響く。儀式の後、RはふらりとKに歩み寄り、そっと彼の胸に顔を埋めた。その背中を抱きしめた瞬間、Kの心の中に、昔と変わらぬ愛しさが、熱を持って流れ込んできた。「R…すまなかった。ずっと、おまえを放ったらかしにして…」教祖Mは静かに言った。「あなたの愛は、彼女の身体を通して、いま蘇ったのです。」昭和という時代の片隅、貧しさと孤独の中で芽生えた再生の愛。それは、信仰という名の仮面をかぶった、確かなる官能の光だった。ありがたいことです、教祖様 「予約商品の価格保証」対象商品です。詳しくはこちらをご覧ください。 「コンビニ受取」対象商品です。詳しくはこちらをご覧ください。
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