実際に古代の巫女は、舞を見せて祈りを捧げたけれども、 祈りが、通じなかった為に生け贄となり、自分の身を捧げて死ぬ(切腹して)という事があったと聞いていますが、 その為の前説のシーンをやった方がよかったのでは。 だが、そのようなことでもないようだ。 巫女らしき女性の舞と男性が、女性の鳩尾から陰部あたりまで切り裂くシーンの繰り返し。 興ざめしました。
衣装を身に纏い、あるいは半身裸体の舞踏シーンと、猟奇的な腹裂き儀式のシーンとが交錯して綴られています。そこに何やら哲学的意味を仄めかすかに見えますが、哲学的意味など何もありません。そもそも、この種の作品に哲学的意味など持ち込む事自体が興ざめです。腹裂き儀式のシーンはとても壮絶で、壮絶なだけに作る方も見る方も長いと疲れるので、だからとても短いです。長い舞踏シーンでお茶を濁された気もしますが、それなら別の形で雰囲作りをして欲しかったです。けれども、この壮絶さはやはり他では得難いので、星三つでは少し気の毒です。
syakusyaku
2011-11-04少々疑問が残る作品
全編にわたり白いモヤがかかってるようかの処理をされてるため、イマイチ内容が不鮮明。 幻想的な演出なのだろうが逆効果になってるのは否めない。 肝心の腹切りシーンが非常に短く、抽象的な舞が大多数を占めて居る。 意気込みは買いたいところだが、内容の浅さにて★2つとさせて頂きます。 せめて、白いモヤさえなければ、良作品に成り得たのでは無いかと思います。