場末の風俗街を舞台にしたピンサロ嬢と作家の愛情物語。まさに「セックス人情話」というべきか、いかにも「川崎軍二らしい」作品といえる。主人公は、エロ本関係の仕事で細々と食いつないでいる中年の官能小説作家。ある日、ふと立ち寄ったピンク街で、訳ありの若いピンサロ嬢「美香(綾瀬みゅう)」と出会った彼は、彼女の不幸な身の上にすっかり同情する。後日、新作の取材と称して、再び、美香の元を訪れると、彼女の方から「本番」を持ちかけられ、二人は薄暗がりの中で性交。「現役バレリーナ」の肩書きでデビューしたみゅう嬢らしく、本番シーン中にいくつものアクロバティックな体位を見せてくれる。全編にわたって、古き良きポルノ映画の香りが漂う本作は、最近の「本番至上主義」のAVに対する川崎軍二なりの「粋な回答」といった印象。ヒロイン役を務めた綾瀬みゅうの好演が光っている。
輪外さん
2011-07-24久々にしっとりとした名作に遭遇
まったく、絶対零度さんのおっしゃる通り … 。
なんのsituation設定ナシにパコパコやるAVセックスも、
それはそれで「手っ取り早くて」いいんでしょうが、こう
いう丁寧なsituation設定の絡み、niceです。
特に最初に作家(工藤)がピンサロで「みゅう」と本番する
絡みには、感嘆しまくり。
他の絡みもなかなかで、絶対のお薦めです。
「みゅう」の作品、AVSTでは、あと1本しかないのか。