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1970年代に活躍したポルノ女優「八城夏子」主演のシーサイド官能ドラマ。外房で海女として働くヒロイン「初子」は、異母兄妹の「浩一」と沖に漁に出ている最中、浜辺で倒れている一組の男女を発見する。「直接肌で温める」という初子の機転でなんとか一命を取り留めた心中未遂の男「安男」。その夜、地元のホテルで「浜芸者」の副業に出ていた初子は、親代わりの網元に「いつものように」売春を持ちかけられる。一方、初子に密かに恋心を抱いている浩一は、売春稼業で自堕落な生活を送っている妹と事あるごとに衝突。やけを起こした初子は、自分が助けた安男を自宅に連れ込むと、兄が寝ているすぐ隣の部屋で、淡々とセックスに耽る。冒頭、安男を助けるために一瞬の躊躇なく人前で裸になる初子の「無防備な脱ぎっぷり」がなんともすがすがしく、「色情」というよりかは、むしろ、「無邪気な性」というべきセックス観の持ち主。
私のような中年には、どこか懐かしさを覚える作品。
にっかつロマンポルノ作品、もっと充実させて欲しいな♪あと新東宝とか大蔵。
骸骨男さん
2015-09-21脚本がいい
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