ホスト探偵の主人公は、主婦からの依頼を引き受け、旦那の不倫を引き裂く仕事に。
不倫相手のモデルに対して、写真家と嘘をついて近づいたが、
都会でひとりぼっちでも夢をもって生きてる道世に本当の愛が芽生えてしまう。
すべての偽りを全身全霊で許してもらい、
真に求め合えた瞬間のエロティックさがよかった。
沢木まゆみはこの映画にかぎっては名演している、セリフが下手でも、いわゆる宿命の女の神秘的な雰囲気を醸し出している。
かつての石井隆とかの、ロマンポルノの流れを継ぐ作品だが、後味のさわやかさは、良い意味で世代の違いを感じる、
今後ピンク映画の監督を志すものにはお手本にしてほしい完成度の高い作品。
骸骨男さん
2013-03-23Vシネマ的
自分の居場所を求めて彷徨う女の物語が1時間の尺に上手くまとめられています。ストーリー主体でエロは控え気味な印象もありますが。
中盤(開始20分頃)の不倫相手とのカラミがイチオシ。服を脱がされる前フリ、窓の外からのアングル挿入、日焼けした男との対比で際立つ白い肌など演出が細かい。