収穫は菅野しずかがかわいいかったこと。 この子を今まで過小評価していたかもしれない。 それ意外に価値はない。 片山を再教育するというアイディアは良い。 しかしトラウマを無事克服したあと そのまま、また3Pをやらせるとはいったいどうゆうつもりなのだろう。 昔の彼であればここで必ず何か仕掛けた。 VHS時代、彼の映像は切れ味が凄まじかった。 1秒足りとも見逃せないという緊迫感に満ち足りていた。 視聴者にも高い集中力を要求するのである。 後半「早送りしても構わない映像」を見せつけられて 代々木忠という映像作家はもう死んだのだと痛感させられた。 今はまるでテープと女の子におんぶに抱っこである。 あれほどまでに嫌悪していた予定調和に身を委ねている。 かの時代、彼の新作を待つユーザーは楽しみで仕方がなかったに違いない。 その高揚感はもう味わえないものなのかと思うと、なんだかもの悲しい気分になった。
購入したものさんのレビュー
2012/05/01これは騙し討ちに近い…
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