団鬼六氏と小林ひとみさんと、両方のファンだったので、本作はとても期待していました。が、残念ながらがっかり。
Vシネマなので、SMものとは言ってもそれほどキツイ責めがないのは仕方ないこと。
でも、過激なシーンがない分はシネマらしく心理描写で魅せて欲しかった。
華道の家元が拉致されてしまい、華々しい名誉も地位も失って行く設定ですが、当の家元(小林ひとみさん)が「開花」しないんですよ。ダラダラと愛撫を受けるだけで終始切ない感じです。
団作品の良さは、淫乱とは縁遠い女性が精神的にいたぶられながら快楽に堕ちていくところ。
屈辱や屈服がキーワードで、清楚な貴婦人や勝気な女侠客が主人公なのはそのためなのに。この作品ではストーカーの屈折した恋愛感情が描かれてるだけで、ヒロイン島原夢路の心の動きが全く見えない。
これなら普通にAVで作ってくれた方がヌケる。実際、私はヌけませんでした。
ピンクパイナップルと日活の力量の差が歴然と表れました。
ストーリーは決して悪くないのですが、台詞の稚拙さが、大幅にリアリティーを損なっています。
残念です。
日活で谷ナオミが主演した夕顔夫人は、レズのサディス・柴田和江の仕掛けた罠に嵌る華道の家元の物語。レズSMが中心テーマで、貧乏学生の木崎は使い走りの役だった。ところが原作を読むと美しい家元を狙う貧乏学生・木崎による拉致・監禁物で、日活作品とは雰囲気が違う。この小林ひとみ主演作品は木崎の偏愛が中心であり、こちらは原作に近い。ただし、単なるストーカーの純愛物語に近くなっており、屈折が足りない。
NONONOさん
2015-10-20中原翔子が良いです
小林ひとみさんの和服での緊縛が素晴らしいですね。
対照的に洋服の中原翔子も良いですね。
最初に彼女が木本に騙されて、部屋につれこまれて、レ●プ、緊縛シーンは良いですね。