女子社員がストレス解消にSNSに自身の淫らな写真を投稿するというのはありそうな話だ。本作のテーマとストーリーの骨格は悪くない。ところが本作の辻さくらはどこか鈍重な風情で、あまりストレスを感じるタイプに見えない。生真面目な女性がその反動として淫らな投稿をするというふうにしないと説得力が弱い。ギャップがあるからそそられるということだ。
本作は演者に問題がある。辻さくらはルックスは良いのだが、ドラマの役柄は限られるのではないか。上司役の男優は強要する演技がステレオタイプでありガサツだ。淫語も刺さらない。
辻さくらの何となくダルそうな陰キャっぽさは素なのか演技なのか定かじゃないが、そういうのが気になるのも新人にしては目や表情が演技の武器になってる印象が強いからで、ちょっと陰のある感じはもしかすると、ポジティブで明るく楽しいセックスよりダークな被虐系のほうが相性がいいのかも。
ということで、レ○プ系ドラマは初?ってくらいのはずだがM系の演技はかなり適性高そうだし、生でハメられるときの嫌がり方とか中出しされるときのリアクションとか、台本に沿って一瞬で感情を高ぶらせる瞬発力はこっち系に向いてるし、ガチ拒絶の泣きの演技もいけるんじゃないだろうか。
監督がテキラティーノで男優が一条ってことで、作風が古そうだとは思ったけどだいたい予想通り。OLレ○プものだから女優は半着でって発想も古いが、男優がやたら全裸になりたがるのに失笑。女優の肌より男優の裸が悪目立ちするのは本末転倒だし、誰か来るかもしれない場所で女●すときに男が全部脱いじゃう緊張感のなさとか、発想が10年以上古い。
イラマチオ調教は全体的に見づらい。男優が座っちゃうから女優の顔が下向きになって見づらいし、オナニーさせながらとかやっちゃうからカメラ引き過ぎてイラマ顔が見づらいし、女優の頭つかんで動かしちゃうのを寄りの画にするから顔がぶれて見づらい。女優は喉奥を使おうと頑張ってるのは偉いけど、まだ手コキで尺埋めてる感じがあるので今後の成長に期待。頑張りすぎてイラマ苦手にならないでね。
同僚が近くにいてバレちゃいけない状況で電マやバイブで音たてまくるわ声出しまくるわ、中盤以降、演出にどんどんボロが出て来る。結局、半着の女と全裸の男のカラミばかりで全部終わっちゃうし、終盤の写真撮るときピースサインとか脱力もん。エンディングは一条がカメラの前を横切っちゃうダメ押しにイライラ。
新人女優に凌●ものの経験積ませるという点ではよかったかもしれないけど、裏垢女子というアイデアもいまいち生かせてないし、ジャケットで孕ませとか煽ってる割には孕ませてもないし、ドラマとしては大したことがない。上司に裏垢乗っ取られて晒されちゃうとか、最後は危険日に呼びだされるとか、予算かけなくてもいくらでも工夫できそうなもんだが。ライティングやカメラワークはプロの仕事でよかったんだけど、星3つは頑張った新人女優への配慮込みでもだいぶオマケぎみかな。
ねとられるーきーさん
2021-10-03アラは多いが。
最初のシーン、ガラス窓に映るカメラマンと背伸びする監督が気になって萎える。
今は素人でも抜けるエロ動画を録れる時代、もっとプロ意識を持ってやって欲しいと思う。
実にさくら嬢の存在だけで持ってるような物だけれども、それとネタの良さで何とかなっている。
さくら嬢の心の声を言わせるのは良いし、素材は良いんだから、洗練させて欲しいと思う。
同じ女優ばかりじゃ飽きるから、ショップの割引率が高い時に購入して即見ているが、陰のあるさくら嬢、演技は上手いのと、自分の好きなストーリ性、そしてこれからの期待を入れて評価は満点とした。