全体的に暗く、陰鬱な空気感が独特の気味の悪さを醸し出している。
やはりというか、こういった作風に宮沢ちはるの何とも言えない幸薄感は非常にマッチ。
見た目のあどけなさはもちろんのこと、彼女の持つハツラツとした雰囲気が作品とのギャップをより際立たせている。
まるで彼女の生命の光が消えていくような、そんな感覚を覚えた。
流れとしては誘拐→イラマ、レ●プ→オモチャ責め→入浴→スク水SEXといった流れ。
抵抗むなしく無残に犯●れる彼女の不幸さに反比例して興奮度は高まっていく。
徐々に抵抗を諦め、目が死んでいく彼女の表現力はさすがの一言。
そういった心の変化がしっかりと描写されているので、物語にグイグイと引き込まれてしまった。
率直な感想としてはへばりつくような救いのない気持ち悪さが圧倒的。
最後には完全に心が壊れてしまった宮沢ちはる、そこに救いもスッキリ感もない。
しかし、だからこそこの作品が凄まじい個性を発揮し、ドス黒い輝きを放つのではないか。
普通のAVではない、まるでダークウェブをサーフした後のような後味の悪さが秀逸だ。
宮沢ちはるちゃんの一連の映像の中でめちゃくちゃいいのが無表情。
拉致されて知らない部屋と自分の写真に囲まれたちはるちゃんと、そこから犯●れておよそ人道から外れた環境に身を置くことによりどんどん無気力になっていくちはるちゃんがとにかくよかった。
自分の力ではどうにもできないと悟ったとき、従うのが一番合理的に思えてしまうんだよな。
だから自分でスク水を着ていく。もう断る元気がないから。抵抗するのはもはや彼女にとって無駄で、自分にとってマイナスの結果を生むと信じてしまっている。
でも実際にプレイが始まるとやっぱり嫌の気持ちが出てくるから必死に叫ぶ。
これがたまらなく抜けるんだよな。
かかおおかかさん
2022-07-12うーん
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