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石井輝男監督は歳を重ねるごとにエログロカルト度がエスカレート。あれこれもっともらしい舞台設定を考えて異常性愛ワールドを描きだす。この映画は、まさに女の裸と血しぶきのオンパレードで観客を誑かす石井演出の集大成。ここまで来ると、もう漫画として笑うしかない。丹波哲郎や内田良平が真面目くさって芝居をしているが、結構楽しんでいるように見える。
吉原での、女郎の仕込みの解説が、たいへん良かった。
アフレコでセリフも聞き取り安く、全編音楽も流れてるし、東映らしい軽妙な展開で、楽しく見られた。
女優陣は服着ているより裸のシーンが多いところに破天荒な演出振りが伺える。手で前を隠しながらの演技は常識を超えている。
ひし美ゆり子さんのヌードシーンが話題だが、もっと濡れ場も欲しかった。
一方で男優陣は怪しげなメイクで怪演の連続。点数がつけられません。
常に無表情の丹波,裸に囲まれても無表情.小池一夫の原作を地で行ってる感じ.怪演の伊吹吾郎のメーキャップが凄味を増す.猟奇物でも活躍した石井監督だが,本作でもその力量を随所に見ることができる.バランスを崩すと一種の緊張感が途切れてしまうものだが,実はギャグ物を大まじめに描けてしまっているのがこれまた面白い.駄作だが傑作.
今では、主役級の俳優さんたち(男も女も)が、こんな役で出ていたなんて!と感動できる作品ですね。
ただ、昔の作品なので、「ポルノ時代劇」と銘打っている割には、露出度は少なめです。半分は時代劇の時間かな。
少年の頃憧れた「ひし美ゆり子」が脱いでいたとは知りませんでした。
取りあえず彼女のヌードが見れたのでOKです。
残念だったのは彼女の役柄です。最初、武士の娘(生娘)で期待したのですが、すぐに期待は裏切られました。
女優陣も多いが男優も豊富大手が作っただけに。見る者の。目を楽しませる表現が。盛りだくさんあり退屈しない。ピンク作品としてはおすすめ
古き良きポルノ映画で、内容には見るべき点は無いが、AVとは大きく異なり画がしっかり作り込まれている。カット割りや構図、カメラワークは映画クオリティで、AVなどはもとよりTVドラマなどよりも遙かに質が高く、充分鑑賞に堪えうる画になっている。特にライティングにより女体の質感がとても良く出ており、女性5人による全裸格闘シーンでは迫力ある乳房の揺れや尻肉のよじれが堪能できる。
ひし美ゆり子も猿轡を噛まされ全裸で大の字に拘束され男達に体をまさぐられたり、縛り上げられた外人修道女の服を引き裂いてレズ行為と、熱の入った演技を見せる。たくさんの東映女優の裸が見られ、安直な造りとの指摘もあるが、女体を並べるだけでも単純に迫力がある事は無視できない。
内容は過激さもなく普通ですけど、昔の女優の裸が よかったです。
この頃、丹波哲郎は「人間革命」で演技派と認定され、以後「日本沈没」「砂の器」と活躍するのだが、やはり無頼の浪人こそ最適の役。なのに170人斬りを期待させといて、中途半端に「完」とはふざけてる。
劇画の映画化が当時の流行だが、さすが東映だけに“成人指定”(笑)。しかし、裸の女体を並べとけば客は喜ぶさという安直な姿勢もふざけてる。
一番ふざけてるのはメーキャップ。伊吹吾郎や遠藤辰雄の顔は劇画というよりマンガ。女たちは現代(当時)のメークのまんま、鬘をつけ着物を着ただけで江戸時代の女ですと言う。これも石井先生のカルト感覚のなせるわざか?
…どうってことないなあ。
ひし美ゆり子見たさに借りました。ポルノというほどの過激な内容ではありません。最近のVシネ程度でしょうか。ひし美ゆり子が見られたのと、裸の女性がたくさん出てきたので、とりあえずは満足です。丹波哲郎の殺陣もさすがです。
「ウルトラセブン」友里アンヌ隊員の<忘八武士道>です。
「ウルトラマン」フジアキコ隊員の<曼陀羅>もよろしく。
石井監督のハチャメチャ名作風が良い方向に作用してます。絵的にも、実に良い。役者も生きてます。
ヨッシーモリモリさん
2013-04-05こんなもんかな?
俳優陣は豪華だけど、おもしろうはない。
はっきり言って、ひし美ゆり子ねらいだったが、それもがっかり