これはAVというよりもホラーだよね。ちょっとさすがに抜けなかった。いちかちゃんは可愛いよ。でも怖くて抜けなかった。オナニーシーンはどの女優さんでも結構好きだけれど、いちかちゃんは狂ってると言うかなんか凄すぎて、まったくたたなかった。
あと挿入シーンが初めのは6分くらいで、しかも衣装と暗さに邪魔されてほとんど見えず、後のシーンもいちかちゃんの顔メインで興奮するっていうことは自分の場合はなかった。とにかくただただ痛々しかったなー
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みぎわ監督の本作、松本いちかちゃんが淫乱人形。
いちかちゃんの良さが詰め込まれている。
可愛いお顔は人形に適役。しかも淫乱。
調教された身体はひたすらにち◯こを求める続ける。
探し求めるパパ。人形職人との切ない恋。
パパの為なら何回でも逝けると言ういちかちゃんの演技に引き込まれる。
涙流しながらお互いを求め合う姿は、ラブストーリー。
後半の豹変はAVを超越、最後の最後まで見逃せない。
感動すら覚える素晴らしい作品です!
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痴女なんだけど痴女ではない。
淫乱なんだど淫乱じゃない。
性欲に獲りつかれてるけど何か違う。
不思議な作品。
松本いちかがひどい目にってるわけじゃないのにずっと切なさを背負っていて目とか雰囲気で感情を訴えてくる。
よくわからない。わからないけど悲しくてでも責められる。混乱してしまう。
それが太田みぎわ監督のよさでもあるから中毒性が高い。
いちかちゃんの笑顔と涙ラブストーリーになっててこっちも泣けてくる
ポポ口さん
2022-04-17生命の素晴らしさと、人間讃歌
人形職人によって作られ、命を吹き込まれたいちか。
職人だった”パパ”はいちかと心中を図るが、人形のいちかは滅びず、56年後の今も生き続け怪談となっている。
そこに動画配信者が向かい、いちかと出会うという話です。
たしかに大好きだったパパを求めるいちかは”いんらん”です。
しかし、それはタイトルにあるような悪魔的性欲に取り憑かれたからではないように思えました。
ただ、生命の素晴らしさを知っているからなのではないでしょうか。
大好きだったパパがいなくなったのは命がなくなったからですし、人形だった自分が動けるのは命を与えられたからです。
命がなくてもかわいい人形でいることができて、愛されることはできるかもしれませんが、セックスもオナニーもできません。
パパの遺品でオナニーをする姿も、パパと勘違いして配信者を襲う姿も、いんらん以上に、わたしはここに生きているんだよ、だからこんなことができるんだよという切実な訴えに見えました。
舌を這わせて舐め回したり、フェラをしたり、濡れた秘部をおしつけたり、それは乾いた人形のカラダでは意味がないですよね。
生きていることは素晴らしいのだ。
セックスは生きているからできるんだ、だから素晴らしいんだ。
そんな人間讃歌を、元は人形だったいちかに教えられた気がします。
それだけにエンディングの展開には、こうなるも仕方ないと思う諦めに近い納得をしつつも、他の道はなかったのかなと思えてしまいました。
作中の松本いちかちゃんのかわいさ、美しさは異常なレベルでした。
人形として作られて、少しずつ歩行を覚え歩いている姿が愛おしいです。
心中のときに風呂場で顔に汗を浮かべているところも、男を追って吐息がドアのガラスを曇らせるところにもその生命を生々しく感じることができました。
松本いちかちゃん、姿形だけでも素晴らしいですが、生きて動いているときの魅力は比類ないです。
作品と関係なく挿入されたイメージシーンを見てもそう思えました。
松本いちかちゃんが、人形ではなく人間でして存在していることに感謝が止まらないです。
その明るいイメージシーンも素晴らしいのですが、パパを探して裸で館の庭をさまようシーンの美しさは松本いちか全作品の中でも屈指のものだと思います。
生きていることって、人間って、松本いちかって素晴らしいなと思えた作品でした。