イイ、悪いが非常に分かれるあさ美アタッカーズ作品ですが、その中で安定した高評価なのがなぎら建造監督作品で、本作はその第一弾。なぎら作品の評価の高さの最大の要因は、演出の巧みさでしょう。
周到に準備し、隠しマイクを仕込んだ人形を送り込んで夫婦の会話から夫の長期留守を察知するという演出が、まず凝ってます。ラストでは夫の目の前で犯●れてしまい、「あなた、ごめんなさい」と号泣するあさ美さんですが、ダイレクトの描写ではなく、冒頭で犯人が家の中の様子を窺っていたヘッドホンから泣き声が漏れ、エンディングロールに繋げるというセンスは抜群で、悲愴感を倍増させてます。
もう一つの本作の成功の要因は、犯人役の田渕さん。あさ美さん犯し役として最適です。あさ美さんお気に入りの大島さんの場合には、こうはいかなかったでしょう。2人ともあさ美さんとのSex相性バツグンという点では共通しますが、あさ美さんが自由に振舞える大島さんに対して、田渕さんの前では従順なMとなってしまうあさ美さんです。犯し役としてどちらが良いかは、言わずもがなでしょう。
さて、本作のパッケージソフトにはDVD版とブルーレイ版の二種類がありますが、絶対ブルーレイ版がお薦めです。解像度の差は歴然で、例えば、お馴染みのキッチンイラマのシーン。居座り、朝食を食べる田渕さんを、洗いものをしながら不安そうに見つめるあさ美さん。その後ろの壁には写真が飾られていて、DVD版では何の写真かよく見えなかったのが、ブルーレイ版では、朝靄の小舟が繋がれた海外の都市(ベネチア?)の風景であることが分かります。
また、なぎら、萩原建造(撮影)コンビはこの当時から自然光による撮影に拘ってますが、いかんせん光量不足で、画面が暗い。パケ写真はそんな感じではないので、多分犯しモノの暗さを意図的に表現したのでしょうが、DVDでは何やってんのか分からない位。それが高解像度のブルーレイでは随分解消され、フィルムライクに映るというメリットにもなってます。
とは言え、あさ美なぎら作品では、何故か本作の評価が低い。田渕さんに抱かれ、やがて感じいくあさ美さんが上手く描かれてるし、夫の目の前で犯●れるラストでは、本気でイッてます。私は、なぎら作品No.1だ評価してます。
OASさん
2013-11-17Blu・rayで観るATTACKERSあさ美最高傑作!!
本作をBlu・ray Disc(以下「BD」)で観て、その高画質、高音質にビックリ!!映像は質感レベルが雲泥の差。冒頭のキッチン・イラマでは、顔写されてあさ美の頬を伝い落ちるスペルマがエロいのだが、BDではその粘っこさまでが十二分に出ていて、最高のエロス。音の面では、シンセサイザーによるストリングの浮揚感が作品の緊張感と悲哀感を高めているし、あさ美の喘ぎ声の響きは透き通っている。まさに、フルスペックハイビジョンとPCM音声の威力だ。もう、DVDには戻れません。絶対BD版の方がお薦め。
作品自体は、なぎら監督のセンスある演出とあさ美とはSex相性最高の田渕との共演で、ATTACKRESあさ美作品中一番の出来。特に、ラストの夫の目の前で犯●れるシーンでのあさ美のエキサイト振りは、あさ美全作品中でも他に例を見ない位。田渕の腹上で胸を突き上げ、全身を震わせながら、本来絶叫タイプでないあさ美が、絶叫する。もう最高デス。