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見る前は正直、マンボウとトニー大木で抜けるかな、、と、不安だったのですが、かなり楽しめました。
トニー大木が生物系の科学者で、弟嫁を孕ませたい、という気持ちに目覚めてしまい、そこから弟嫁への精液注入と種付けに情熱を傾け始める、という流れ。
あな許みたいに犯して、最後に腹ボテで終了かな、と思っていたけど、そうじゃない。それなりに長い期間の話になっていて、次はどうなるのだろう、という楽しみがあった。え? これで孕むの? ここでは孕まないの? で、次は? みたいな。
家庭の中にもう一つの内緒の夫婦ができてしまい、義兄の性欲処理に妻として付き合うような描写も途中であり、孕む事で心理状態が夫婦のようになってしまうような、そういう流れが良かった。ただ、最後は普通のあな許みたいで若干尻すぼみ。セリフ次第でもっとエロい子作り感を出せたようにも思う。
私個人、孕ませものが大好きなので、そういうのに興味がない人は、何をキモい事をやっているのだろう、という事になると思うのでご注意下さい。
あと、栗林里莉さんの作品を見るのが初めてだった、というのも楽しめた理由の一つだと思う。肌が綺麗で天然乳で良かった。
じっくりゆっくりさん
2016-09-07ドラマとして面白い
男の身勝手さに対する女の内に秘めた嫌悪感と拒絶感が
基調になってるところが個性的な作品。
夫は子作りを望むが妻は乗り気でない。しかし強く反対することも出来ず
半ば押し切られるように人工授精を受け入れる。いざ義父の精子採取となると
体をまさぐられながら手コキさせられるが、ここでも内心の反感が顔に出ながら
ハッキリと拒絶することができない人妻の性格が浮き彫りになる。
人工授精を担当する義兄のやり方がおかしいところに気づき指摘する
頭脳明晰なところも見せる人妻だが、逆に開き直った義兄に力づくで
レ●プ中出しされてしまう。
醜い義父の精子を受精させられる嫌悪感。理屈や打算でしか物を考えられず
妻を子供を産む道具として扱ってることにすら気づかない夫のデリカシーの
なさに対する反感。強引に体を求めてくる義兄への心理的抵抗。そして
そんな男たちに逆らう強さのない自分への自己嫌悪。
3人の男に肉体的、心理的にレ●プされ続ける逃げ場のない結婚生活の中で、
自分をメスとして求めてくる義兄の強引なオスの力を次第に受け入れていることを
認めざるを得なくなっていくラストまでドラマとして完成度が高い。
惜しいのは最後の本番が終わるとそのままエンディングになってしまったことか。
そこからドラマ的な一押しが欲しかった。
ひ弱な女ばかり描かれることが多いAVの中で、精神的な自立心が見える
人間味のある女を描写出来たところが魅力的な作品と言える。
現実味のない人形みたいな女ばかりのAVドラマに飽きた人におすすめ。